1967年、アルファ ロメオはレーシングカー「Tipo 33」の公道バージョンとしてTipo 33/2 Stradaleを開発。その後計18台が製作された。世界中の人々から「あらゆる時代のクルマの中で、最も美しい」と評され、徹底して性能を追求したデザインと驚異的な軽さで、自動車史にその名を刻むことになる。航空工学を応用し、鋼管フレームにマグネシウム合金部材を組み合わせた複合構造の新型シャシーを採用するなど、当時の革新的な技術が惜しみなく投入されたクルマだった。このTipo 33/2 Stradaleこそ、4Cのインスピレーションやフォルム、テクノロジーの原点である。
